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平成23年8月5日、福島県相馬市役所相談会に行ってきました (2011/08/18(木))

 

福島県相馬市役所では東日本大震災で被災された方に向け、

毎日、無料相談会を行っています

福島県司法書士会の要請で、神奈川県の司法書士が週に1度、
金曜日を担当します。
他の曜日は他会、新潟県会、群馬県会、等が担当されていました。
私は神奈川県司法書士会から派遣されました。
 
午前9時30分東京発の新幹線に乗り、11時に福島駅に到着しました。
福島県司法書士会から車を借り、相馬市役所に行きました。
車で約1時間10分かかりました。
相談にさきがけ、相馬市沿岸の被災地を視察しました。
 
TVでは何度もみている映像ですが、
実際見てみると津波の恐ろしさと威力に圧倒されました。
 
家は流され、家の土台しか残っていません。
車は流されボロボロに、ガードレールはひん曲がり、
ガレキの山の大きいこと、
このガレキは生活していた日用品や家具なのです。
日常の生活が一瞬に無くなったんだと・・・。
現実に起こったことなんだ、と実感しました。
 
ここで何人もの方が亡くなったと思うと、悲しく、
二度と起こってはいけないことだと感じました。
改めてご冥福をお祈り申し上げます。
 
相談は午後2時から午後6時までの予定でしたが、
午後4時に福島県会の司法書士の方が
交代にいらしていただきました。
相談の中には、福島原発の20km以内警戒区域内の土地を貸している、
返してほしいのですがどうしたらいいでしょうか?
という、まさに福島ならではのご相談がありました。
 
帰りに福島県司法書士会事務局の方のお話をお聴きしました。
震災直後の福島県司法書士の活動には敬服いたします。
自身の事務所や家族が被災したにもかかわず、各地の避難所を回り続け、
相談を受けたそうです。
避難所が閉鎖されたので、今後は仮設住宅に向け取り組まれるようです。
 
福島原発警戒区域内に事務所を構える司法書士は12人おり、
書類はそのまま避難を余儀されたそうです。
2,3度は一時帰宅を許されたそうですが、
持ち運べるのは少しの物、持ち運んだのはパソコンだけとか、
今後の事務所運営に危惧されているようです。
 
福島県司法書士会には線量計があり、お借りして計測してみました。
屋外では0.4マイクロシーベルトとけっして低くはない数字でした。
 
庭の草むしりはしないように、との指示がでているとおっしゃっていました。
福島駅周辺は人通りは少なく感じましたが、
マスクをしている人や長袖をきている人はほとんどいなくて、
横浜と変わりありませんでした。
心なしかシャッターの閉まった店舗が多く感じました。
帰りは、夜7時30分の新幹線に乗り、
午後9時に東京駅に到着しました。
 
震災から5か月経ったいまも、復興はまだまだです。
被災地では、壊れた家はそのままですし、浦には車が浮いています。
道路は陥没し、側溝は崩れたままです。
被害が大きくなかなか復興に時間はかかります。
 
私の力は微力ですが、できることは、率先して復興に協力したいと思いました。

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担当:所長 岩屋口智栄まで

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司法書士 岩屋口智栄

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岩屋口 智栄

Tomoe Iwayaguchi

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